たま落とし
解説
レールにビー玉などを落とし、その軌跡を楽しむ玩具。
ここではレールの構成を自由に変えることのできる、組み立て系の玉落とし玩具を取り上げる。
- ※
- 次のサイトで、さまざまな玉落としの玩具を見ることができる:
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- ユルゲンスのクーゲルバーン・サイト[→ http://www.kugel ...]
マグネット・スピールの缶入マグネット/magnet-box
copyright: magnet spiele reference: http://www.magnetspiele.com/ |
磁石付きプレートを使うモザイク玩具。
パーツは、三角形/長方形/円形(半円ふくむ)の3種。
正方形パーツのサイズは、一辺40ミリ(※1)。
鉄板の入った基盤(※2)に、磁石の付いたプレートを貼り付ける。磁力を使うので基盤が傾いてもいい(※3)。
- ※1
- だから40ミリ基尺積木の飾りなどにも使える。
- ※2
- 基盤は付属の缶を使ってもいいが、文具の鉄板入りホワイトボードなども使える。
- ※3
- 基盤を斜めにし、ビー玉と組み合わせれば、玉落としのコースにもなる。
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.magne ...]
ハバのマグネット・モザイク/magnet mosaic
磁石付きプレートを使うモザイク玩具。
パーツは、三角形/長方形/ひし形/円形(半円ふくむ)/半環の5種。
正方形パーツのサイズは、一辺50ミリ。厚さ10ミリ。
- 制作
- ハバ/haba
ケネックス/k'nex
copyright: k'nex brands reference: http://www.knex.com/ |
骨格系のブロック。
円盤状の接続部(コネクタ)と棒(ロッド)を使い、骨組を作る。玉落としやメカニズム系のパーツも揃っており、多彩な動きを楽しめる。
レゴとつなげることができる……レゴにも(ロッドや歯車といった)メカニズム系のパーツがあるが、ケネックスのように(節から複数の枝が伸びる)スター状に組むのがむずかしい。また玉落としのコースを組めるようなパーツもない……ケネックスは、そういったレゴ・ブロックにない構造を補っている。
- ※
- 次は、ケネックスで作られたハードウェア・タイプの簡易電卓(4ビット=0〜15までの加減ができる):
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- ケネックス製簡易電卓[→ http://knexcompu ...]
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.knex. ...]
- 参照
- 公式サイト:日本語[→ http://global.kn ...]
ブロックンロール/block-n-roll
copyright: taurus toy reference: http://www.taurustoy.com/ |
ブロック・タイプの玉落とし。
パーツはプラスチック製でカラフル。レゴの「デュプロ」シリーズと互換性がある。
レゴの「デュプロ」とつなげられるということは、それらをこの玉落としの土台に使える、ということ。これだけでもコストパフォーマンスは高いが、「デュプロ」はレゴの標準ブロックとつなげることができる……つまり、ギアとリンクのレゴ「テクニック」シリーズ、コンピュータ制御のレゴ「マインドストーム」シリーズともつなげられる……夢はひろがる。
ただレールのブロックは、(前後にある突起で互いにはめ込むようになっているが)噛み合いがきついためすこし組みにくく/外しにくい。とくにムリに外そうとすると突起部分が歪んでしまう。取り扱いにはそれなりの慎重さを要求されるので、(「デュプロ」に準じた仕様とはいえ)あまり小さいこどもには向かないかもしれない。
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.tauru ...]
ボヨンゴロ/boyongolo
copyright: boyonex reference: http://www.boyonex.hu/ |
ブロック・タイプの玉落とし。
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.boyon ...]
キューバメイズ/q-ba-maze
copyright: q-ba-maze reference: http://www.q-ba-maze.com/ |
ブロック・タイプの玉落とし。
淡く着色された透明なブロックの内部を、たくさんの銀の小玉がころがり落ちる。
玩具というよりインテリア。美しさという点では、これまでになかった玉落とし。
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.q-ba- ...]
スペースワープ/spacewarp
copyright: bandai reference: http://www.bandai.co.jp/ |
チューブ状のレールを使う玉落とし。
黒と白のみで構成されたローラー・コースターのレールを、銀の小球が走る。その動力は、位置エネルギーのみ。
グッドデザイン賞、JIDAコレクション収蔵。
たぶん玉落としでは、世界でもっとも美しい製品のひとつ。
玩具すべてを対象としても、これだけシンプルでありながら魅力的なものは、そう多くない(難点は、バラしたり組み立てたりが他の玉落としの製品にくらべ面倒なことだが、もともと「スペースワープ」はブロック玩具だと謳ってはいないしなあ……)
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.asovi ...]
- 参照
- 企画サイト[→ http://www.tanom ...]
- 参照
- 個人サイト[→ http://www.space ...]
アイコースター/icoaster
copyright: mega brands reference: http://www.megabrands.com/ |
チューブ状のレールを使う玉落とし。
ビー玉は、電磁石で頂上に運ぶ。
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.megab ...]
スカリーノ/scalino
copyright: scalino reference: http://www.scalino.net/ |
積木タイプの玉落とし。
基尺40ミリ。部品構成がシンプル(※1)。
- ※1
- 積木タイプでも玉落としはたくさんあるが、この「スカリーノ」はその原型といっていい。なぜなら、ビー玉を落とすためのパーツ群をもっともシンプルに構成しているからだ……その核となるのが、直線の(I状の)溝がついた20×40×40ミリのパーツ……これを水平に並べれば、直線コースができる。またこの部品を2つ噛み合わせることで、上下/水平方向の<トンネル>を作ることができる(※2)。
- ※2
- この基本パーツに、曲線の(J状の)溝がつくパーツを加えると、玉の進路を上下/水平方向に変えることができるが……ただそのようなパーツをビー玉(ガラス玉)と組み合わせて使うのは難しい。侵入してくる玉の衝撃で、J型溝パーツはすぐに外れてしまうからだ(これを回避するために「トンネルキューブ」やカデン&カデン社のクーゲルバーンなどは、ボールを軽い木製にしている)。水平方向に進路を変えたいとき、この玩具では<上から落とし横に押し出す>立方体の通路パーツを使うことになるが、その安定度はたしかに高い。
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.scali ...]
クボロ/キュボロ/cuboro
copyright: cuboro reference: http://www.cuboro.ch/ |
積木タイプの玉落とし。
基尺50ミリ。ボールが積木の内部を通るなど、パズル的要素が強い。
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.cubor ...]
トンネルキューブ
積木タイプの玉落とし。
基尺30ミリ/60ミリ。部品構成がとてもシンプル。
基尺30ミリの版は、コースがずれやすく扱いにくい。
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.geoci ...]
クーゲリクス/kugelix
copyright: kugelix reference: http://www.kugelix.de/ |
積木タイプの玉落とし。
基尺30ミリ。積木ながらカラフルなデザイン。
ニック社より提供。日本では2009年6月よりニキティキが販売。
- 制作
- クーゲリクス/kugelix
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.kugel ...]
カデン&カデンの玉の道/kaden & kaden kugelbahn
copyright: kaden & kaden reference: http://www.holzgestaltung.de/ |
積木タイプの玉落とし。
この工房の玉落とし玩具の多彩さは、驚くほど。うちいくつかを、ボーネルンド社が日本に輸入している:
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- クーゲルバーン・チャイム/クーゲルバーン・クライン(基尺60ミリ)
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- ドッペル・クーゲルバーン(基尺120ミリ)
- 制作
- カデン&カデン/kaden & kaden
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.holzg ...]
クアドリラ/quadrilla
copyright: wilfried braun reference: http://www.quadrilla.de/ |
積木タイプの玉落とし。
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.quadr ...]
クリンバ/klimba
copyright: klimba reference: http://www.klimba.ch/ |
積木タイプの玉落とし。
コースの途中に各音程を鳴らす鉄琴を配置でき、その配置の間隔を正確な倍数に設定できる。
組み上がりがオブジェのように美しいのに、音楽まで奏でることができる! 目と耳、両方のセンスを刺激してくれる、とても贅沢な玉落とし。
- 制作
- クリンバ/klimba
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.klimb ...]
カオス/chaos
copyright: chaos toys reference: http://www.chaostoy.com/ |
各種形状のレールを使う玉落とし。
- 制作
- カオス・トイ/chaos toys
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.chaos ...]
フリジッツ/frigits
copyright: dylan tyler enterprises reference: http://www.think-of-it.com/ |
各種形状のレールを使う玉落とし。
コース用のレールを金属板(冷蔵庫)などに付けて、玉をころがす。
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.think ...]
マーブル・マニア/techno gears marble mania
copyright: the learning journey reference: http://www.tlji.com/ |
各種形状のレールを使う玉落とし。
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.marbl ...]
クレヨン・フィジックス/crayon physics
copyright: reference: http://www.kloonigames.com/blog/games/crayon/ |
物理演算ソフトウェア。
手描きのモノを落下させる。なお物体に<杭>を打ち込むことで、他の物体とつなげることができる。1点でつなげれば回転し、2点以上だと静止する(ただし2つの杭を1本の線でつなぐと、柔らかいケーブルになる)……これらを利用することで、リンク/クルマ/ネット/ハンマーなど、かなり多彩な玉落としのコースを作ることができる。
4〜5歳から。
- ※
- 2009年1月、アイフォン/アイポッド・タッチに移植……いまや指先で、この<クレヨン物理>の世界を作ることができる。
このソフトの最大の特徴……描いた軌跡が、クレヨンで描いたような見栄えになる……だからこそ、それが<動く>ことに大きな驚きがある(その感嘆の源は、「画用紙に描いた絵が動いたらいいな」という子供時代の願望が実現した喜びだとも思う)。
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.crayo ...]
- 参照
- 告知サイト:旧[→ http://www.kloon ...]
ドゥードゥル/doodle
copyright: reference: http://screamingduck.com/doodle.html |
物理演算ソフトウェア。
手描きのモノを落下(一部上昇)させる。描いた軌跡が、弾力のあるモノ/くねくねしたモノになる。
とくに面白いと思うのは、<青>で描く弾力のあるモノ。これで閉じた形を描き、その中にたくさんの形を入れると、物体が予測不能な動きをする(とくに上昇する泡を入れると、浮かび上がりつつ動きまわる!)。そのさまはまるで生き物のよう。
- 参照
- 公式サイト[→ http://screaming ...]
ネクスト・フィジックス・ゲーム/xavierenigma's next physics game
copyright: reference: http://www.enigmasand.com/games/nphys/ |
物理演算ソフトウェア。
手描きのモノを落下させる。描いた軌跡は、<線>の集まりに変換される(公開当初/2008年半ば)……現在は、閉曲面(多角形/円)も作ることができ、動きが多彩になった。
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.enigm ...]
砂
copyright: reference: http://www.kdn.gr.jp/~shii/sand/ |
物理演算ソフトウェア。
多数のドット「砂」が落下する状態を模擬する。砂が落ちるコースを自由に手描きできるほか、砂そのものの落下(&上昇)のし方をコントロールできる。
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- このソフト作成の裏話:
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- オンラインソフトの誕生物語[→ http://www.fores ...]
- ※
- 2008年中盤にはアクセスできたが、現在、公式サイトは閉鎖されている。
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.kdn.g ...]
- 条件