ドールハウス
シルバニア・ファミリー/sylvanian families/calico critters
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ドールハウスのセット(家屋/家具/小物/人形=動物)。
スケール:1/10〜1/12。プラスチック製。
人形の造形は(プラスチック玩具とは思えないほど)あたたかみがあり、かつ繊細。また手足が可動するものの、安定して立たせ/座らせることができる。家屋/家具は、アンティークの雰囲気を精密に再現している。
人形のパッケージには、それぞれのストーリーを描いた小冊子(絵本)が付属する。
人形の造形の繊細さ、家屋/家具の精密さ、そしてミニ絵本まで付くシナリオの細やかさ……日本に(本来の)ドールハウス文化が根づかないのは、この玩具が存在するからだと思えるほど、完成度が高い……ただそれは逆にいえば、玩具の持つ世界観があまりに強すぎる、ということでもあるのだけれど。
- 参照
- 公式サイト[→ http://sylvanian ...]
レゴ・フレンズ/lego friends
copyright: lego reference: http://www.lego.com/ |
レゴのドールハウス。2012年発売。
レゴが女児向けのブロック玩具をこれほどの勢いで出してくるとは……リサーチと開発に4年をかけたというけれど、たしかに女の子のごっこ遊びをよく研究しているという感じはする。
このセット、ドールハウスの外壁は草花とシールで覆われ、部屋のなかはたくさんの小物。裏側の壁は、屋内にアクセスしやすいように取り払われている。華やかで遊びやすい。が、家のシルエットはとてもシンプルで平面的。こういう構造は、概観の立体感や詳細さを追求してきたこれまでのレゴ製品にはなかった。反対に人形は頭身が高くなり、従来の記号っぽいミニフィグから、リアルなミニドールに変わった。ロールプレイのための物語も提供され、あきらかに主役が家(モノ)から人(対人)に移っている。たしかにこれは女児のための玩具だ。
とはいえそこはレゴ。ハウスの所有者をDIYに誘導するしかけも忘れない。ドールハウスはモジュール式になっているので(すべての部屋のサイズは8×16ポッチに統一されている)、部屋を組み替えて遊ぶことができる。そしてもちろんブロック玩具だから、オリジナルの部屋や小物を自作し、加えていくことができる……ほんらいのドールハウス遊びには針と糸/のこぎりとかなづちで家具を自作する楽しみがあるが、それをブロックで再現したかたちだ。女児の<世話好き/お話好き>という嗜好に、ブロックによる<簡易な創造>を組み入れようとするその努力……
日本人にとって嬉しいのは、人形にバタくささがなくなったこと。ふつうに<カワイイ>ので、子供も欲しがってくれる。
- 制作
- レゴ/lego
- 参照
- 公式サイト:日本[→ http://friends.l ...]
ミニ・クアドロ/mini quadro
copyright: quadro reference: http://www.quadro.de/ |
大型ブロック「クアドロ」を、スケールダウンした玩具。プラスチック製。
もとの「クアドロ」は家具すら作れるほどパーツ類は頑丈で、接続部分も強度がある。それがドールハウス・サイズになったのだから、これで好みの人形の家をつくってみるのもいいかもしれない。ただパーツ類は原色を基調としているので、できあがるものはかなりカラフル。
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.quadr ...]
プレイモービル/playmobil
copyright: geobra reference: http://www.playmobil.com/ |
ドールハウス玩具。
スケール:1/22.5(人形の高さ:75ミリ)。プラスチック製。
多彩なプロダクト・ラインを持つ。
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.playm ...]
- 参照
- 公式サイト:日本の代理店[→ http://www.playm ...]