骨格系のブロック
ズーブ/zoob/zoobmover/zoobmobile/zoob jr.
copyright: infinitoy reference: http://www.infinitoy.com/ |
骨格系の可動ブロック。
5つの<骨>パーツをつなげ、可動するしくみ/かたちをつくる。
接合部がボール・ジョイントになっているので、組み立てたモノは動かして遊ぶことができる(※1)。なおジョイント部分に工夫があり、摩耗がほとんどないため、長期に渡って可動箇所の保持力を保てる(※2)。
次の製品もラインナップに加えられた:
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- ズーブ・ムーバ……組み立てたものを遠隔操作で動かす
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- ズーブ・モバイル……車輪パーツが付く。走行を遠隔操作できるRCセットもあり
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- ズーブ・クリエイターズ・キット……様ざまな形のプレートで、骨格を装飾する
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- ズーブ・ジュニア……柔らかく/大きめ(標準パーツの約2倍)のセット(幼児向け)
- ※1
- 骨状パーツの両端に凹凸の節があり、凸凸/凸凹/凹凹のパターンからなる基本3種のパーツがある。この凹凸を噛み合わせて、動くモノを作る。またこれら基本パーツには中央に溝があり、それぞれを90度にクロスさせてつなげることができる。これにより、接続を分岐させる……他2種は、中央に溝がないタイプで(節の組み合わせは凸凹/凹凹)、パーツを長く伸ばすときなどに使う。
- ※2
- 接合部の凸型の節には小さな窪みがたくさんつけられており(ゴルフ・ボールを思わせる)、この窪みと、相対する凹型の節にある小さな突起とがほどよく(カチカチと動かせるように)噛み合う……これにより、一定の力を加えないかぎり、パーツどうしを定位置で固定させられるようになっている。
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.infin ...]
アソブロック/asoblock
copyright: merzen products reference: http://www.merzen.jp/ |
骨格系の可動ブロック。
シリンダ(円筒)と2連のボール(球)をつなげ、可動するしくみ/かたちをつくる(※1)。
接合部がボール・ジョイントになっているので、組み立てたモノは動かして遊ぶことができる。
- ※1
- おおくの部品があるが、基本となるパーツはシリンダ/ボール/フックの3種(この3種があれば他のパーツの役割をほぼ補えるし、なにより細かい表現ができる)(※2)。とくにフックは秀逸で、これをシリンダに挟むことで、シリンダの任意の箇所から接続を分岐させられるようになっている……ボール・ジョイント型のブロックは分岐をどのように実現するかが面白さのカギを握るが、これはその問題をユニークなかたちで解決した。
- ※2
- 6角板などのパーツも基本といえるかもしれないが、これはむしろ<外観/表面>を作るときに使うことが多い。
カラフルで大きめの「ズーブ」に比べ、これはモノトーンで小さめ……大人向けの可動ブロックといえるかも。
この玩具が発売される2006年以前、ホビーとしてのボールジョイント・ブロックには「BJPM」などがあったが、パーツが特殊な形に特化しているなど、純粋に可動ブロックとして楽しむには扱いづらかった。そこへこの製品が登場し、ニッチではあるがニーズのあった市場を埋めた、ともいえる。しかもこのメーカーは(もともと玩具とは無縁の)事務用品の製作会社であり、異業種からの参入ということにも新鮮味があった……パーツの一部には、既存の文房具(「クリックスせぼね君」など)の流用がみられた……当初はネット上での通販だけだったが、現在は実店舗をふくめ販売網を広げている。
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.prego ...]
アトロ/atollo
copyright: reference: http://www.atollo.com/ |
骨格系/外観系の可動ブロック。
骨格(骨組)をつくるパーツと外観(表面)をおおうパーツがあり、これらを組み合わせることで、多彩な形状(可動物ふくむ)を表現できる。
- ※
- 2010年3月現在、公式サイトにプロモーション用と思われるフラッシュが掲載(更新日は2009年8月)。ただしそれ以外のコンテンツはない。
- ※
- 2009年2月、タカラトミーは北米の玩具販売から撤退すると表明。
- ※
- 2009年2月、公式サイトにアクセスできない。ウィキには「トミーに買収」との記述があり、英米では一時期「トミー」ブランドで販売されていたようだが……
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.atoll ...]
ストラックス/struxx
copyright: mega brands reference: http://www.megabrands.com/ |
骨格系の可動ブロック。
メガブロックと接続できる(これはつまり、レゴとも接続できる、ということ)。
またモータやセンサなどを組み込み、自動で動かすこともできる。
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.megab ...]
ケネックス/k'nex
copyright: k'nex brands reference: http://www.knex.com/ |
骨格系のブロック。
円盤状の接続部(コネクタ)と棒(ロッド)を使い、骨組を作る。玉落としやメカニズム系のパーツも揃っており、多彩な動きを楽しめる。
レゴとつなげることができる……レゴにも(ロッドや歯車といった)メカニズム系のパーツがあるが、ケネックスのように(節から複数の枝が伸びる)スター状に組むのがむずかしい。また玉落としのコースを組めるようなパーツもない……ケネックスは、そういったレゴ・ブロックにない構造を補っている。
- ※
- 次は、ケネックスで作られたハードウェア・タイプの簡易電卓(4ビット=0〜15までの加減ができる):
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- ケネックス製簡易電卓[→ http://knexcompu ...]
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.knex. ...]
- 参照
- 公式サイト:日本語[→ http://global.kn ...]
ティンカートイ/tinkertoy
copyright: hasbro reference: http://www.hasbro.com/ |
骨格系のブロック。
円盤(スプール)と棒(スティック)を使い、骨組を作る。
北米で生まれた歴史ある玩具。子どもの頃にこの玩具で遊んだ人は多いようで、これを使った<大人の趣味>もはば広い(※1)。
- ※1
- たとえば次は、三目並べを解くコンピュータ:
- ・
- ティンカートイ・コンピュータ[→ http://www.rci.r ...]
ティンカートイの部品で(機械的な)論理回路のモジュールを作り、それらを組み合わせてひとつの計算機を作り上げている。けっこう大きい。
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.hasbr ...]
スーパーストラクツ/superstructs
copyright: waba fun reference: http://www.superstructs.com/ |
骨格系のブロック。
プラスチック製の「ティンカートイ」といえるが、車輪やギアなどのオプション・パーツが豊富。
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.super ...]
システムゾクス/systemxox
骨格系のブロック。
レゴ・デュプロと接続できるパーツがある。
- 制作
- ゾクストイ/xoxtoy
- 参照
- 公式サイト[→ http://xoxtoy.co ...]
ゾム/zome
copyright: zometool reference: http://www.zometool.com/ |
骨格系のブロック。
球状の節(ノード)と棒(ストラット)を使い、さまざまな多角形/多面体を構成できるようにしている(※1)。
その造形力はとても高く、6種の全正多角形/5種の全正多面体から、分子構造(DNAやサッカーボールのようなC60フラーレン構造)まで、さまざまな平面/立体構造をつくることができる。
- ※1
- 節の表面には62コもの穴が規則正しく空けられており、これに(幾何学的な構造を正しく構成できる)各種の長さの棒をつなげる……他の(棒を節に固定するタイプの)骨格系ブロックは、節にせいぜい6〜10の棒しか差せず、棒の長さも数種しかないのだから、これは驚異的なバリエーションだ。
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.zomet ...]
インタースター/interstar
copyright: tip top toys star reference: http://www.interstar.co.il/ |
- 制作
- ティップ・トップ・トイズ・スター/tip top toys star
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.inter ...]
ロンディ/rondi
copyright: lena reference: |
骨格系のブロック。
パーツは、円盤に八方から切れ込みを入れたもの。この切れ込みをたがいに噛み合わせ、フレームをかたちづくる。
円盤の直径は、小:25ミリ、大:45ミリ。
かんたんな構造のブロックだけれど(というか、それだけに)面白い。<円盤>という単純な平面パーツから、有機的な立体が生み出される不思議さ。パーツどうしが3次元上で角度を変えながらつながるので、できあがるカタチの予測が難しい、というのもあると思う。
小さいパーツはコインそのもの。財布に入れて携帯もできる。
- 制作
- レナ/lena
コネクタゴン/connectagons
copyright: hearthsong reference: http://www.hearthsong.com/ |
骨格系のブロック。
パーツは、円盤に八方から切れ込みを入れたもの。木製。
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.heart ...]
レオナルド・スティック/leonardo sticks
copyright: leonardo sticks llc. reference: http://www.rinusroelofs.nl/structure/davinci-sticks |
複数の棒(スティック)を交差させながら、立体的なドームやブリッジを組み上げる。「レオナルド」の由来は、ダ・ヴィンチがこの組み方をスケッチに残していたことから。
グリムス社からも同様の玩具がリリース。オリジナル版は棒に切れ込みが入るが、こちらは板の摩擦だけで構成する(板の長さ:18cm):
- ・
- グリムス版[→ http://www.grimm ...]
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.rinus ...]
ジオマグ/geomag
copyright: geomag reference: http://www.geomagsa.com/ |
磁石を使う骨格系ブロック。
鉄製の球に磁石の棒をつなぎ、カタチを作る。
このタイプの磁石ブロックの元祖。球と棒のパーツは(カラー・バリエーションはあるものの)1種類のみ。ただしパーツ表面に貼るパネルなども提供され、単純だが幾何学的に美しい構造を作ることができる。
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.geoma ...]
スーパーマグ/supermag
copyright: plastwood reference: http://www.plastwood.com/ |
磁石を使う骨格系ブロック。
鉄製の球に磁石の棒をつなぎ、カタチを作る。
球と棒のサイズに、数種のバリエーションがある(球=3種/棒=7種)(※1)。また「ジオマグ」にくらべ棒が細い(ひとつの球には、平面上に8本の棒をつなぐことができる)。このため、より複雑な構造を作ることができる。
さらに人形や車輪などが提供され、<遊ぶ>玩具としての側面が強調されている。
- ※1
- なお日本には「トイ・ライン」というパッケージのみ輸入されており、サイズのバリエーションはより少ない(球=1種/棒=2種)。
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.plast ...]
マグズ/magz
磁石を使う骨格系ブロック。
鉄製の球に磁石の棒をつなぎ、カタチを作る。
この玩具は、伸縮する棒パーツを持つ(ネジのキャップのようなしくみで、あるていど伸び縮みする)。だからかなり複雑な形でも、球どうしを柔軟に接続〜固定させることができる。
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.magz. ...]
マグネクスト/マグネティクス/magnext/magnetix
磁石を使う骨格系ブロック。
なお「マグネティクス」はリコールされ、その後を「マグネクスト」が継いだ。
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.megab ...]
クアドロ/quadro
copyright: quadro reference: http://www.quadro.de/ |
大型の骨格系ブロック。
分岐コネクタに棒を差し込み、等身大のフレームを作る。フレームには、プラスチック製のカバーを取り付けることもできる。
この玩具の開発史は:
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- 英国の販売サイト[→ http://www.quadr ...]
とても頑丈なモノができるので、遊具(すべり台やジャングルジム)や家具(机や棚)として使える。ただしその分、組立/分解には時間がかかる。
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.quadr ...]
- 参照
- 公式サイト(旧)[→ http://www.quadr ...]
トゥビーズ/toobeez
copyright: toobeez reference: http://www.toobeez.com/ |
大型の骨格系ブロック。
球に棒を差し込み、等身大のフレームを作る。
球と棒の連結は差して回すだけなので、組立/分解がかんたん。ただし組み立てたモノは大きな荷重に耐えられないので、上に乗ったりすることはできない……組み立ての過程を楽しみ、テントやハコモノを作って遊ぶ、<運動系>の玩具といえる。
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.toobe ...]
クレイジー・フォーツ!/crazy forts!
大型の骨格系ブロック。
パーツは軽く細いので、できあがるモノの大きさにくらべ、バラした状態は驚くほどコンパクトになる。だから収納には便利。
反面、棒のパーツを節のパーツにつなぐ部分は摩擦に依る。だからちょっとした衝撃で抜けやすい……棒のパーツが抜けたところで子どもを遊ばせるのは危ないし、もともと組み上げるのにもコツがいるため、子どもだけで使うものではないとも思う。
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.crazy ...]