メカニカズム
ストラックス/struxx
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骨格系の可動ブロック。
メガブロックと接続できる(これはつまり、レゴとも接続できる、ということ)。
またモータやセンサなどを組み込み、自動で動かすこともできる。
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.megab ...]
ケネックス/k'nex
copyright: k'nex brands reference: http://www.knex.com/ |
骨格系のブロック。
円盤状の接続部(コネクタ)と棒(ロッド)を使い、骨組を作る。玉落としやメカニズム系のパーツも揃っており、多彩な動きを楽しめる。
レゴとつなげることができる……レゴにも(ロッドや歯車といった)メカニズム系のパーツがあるが、ケネックスのように(節から複数の枝が伸びる)スター状に組むのがむずかしい。また玉落としのコースを組めるようなパーツもない……ケネックスは、そういったレゴ・ブロックにない構造を補っている。
- ※
- 次は、ケネックスで作られたハードウェア・タイプの簡易電卓(4ビット=0〜15までの加減ができる):
- ・
- ケネックス製簡易電卓[→ http://knexcompu ...]
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.knex. ...]
- 参照
- 公式サイト:日本語[→ http://global.kn ...]
スーパーストラクツ/superstructs
copyright: waba fun reference: http://www.superstructs.com/ |
骨格系のブロック。
プラスチック製の「ティンカートイ」といえるが、車輪やギアなどのオプション・パーツが豊富。
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.super ...]
ギゴ/gigo
copyright: genius toy reference: http://www.gigo.com.tw/ |
このブロックのパーツは、完全な立方体をしている(一辺20ミリ)。しかもパーツの全面(6方向)に接続部があるから、上下左右、どの方向へもムリなくつなげることができる。
またメカニズム系(エレクトロニクス系ふくむ)のパーツ/パッケージも、多く提供されている(※1)。
- ※1
- 日本では一時期、学研が輸入し販売していたが、いまはほとんど扱っていない。代わりに「エンブレイン」ブランドの「フリーキューブ」という商品名で、少量のブロック(一部ギアを含む)を独自パッケージ化して提供している。またオランダのジェグロ社が、このブロックの詰め合わせをやはり独自パッケージで販売している(日本ではこれをボーネルンド社が輸入している。)。
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.gigo. ...]
- 参照
- 学研:「エンブレイン」[→ http://www.gakke ...]
- 参照
- ジェグロ社[→ http://www.jegro ...]
レイジー・システム/リブロック/lasy system/livelock
H型のパーツを使うブロック。
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.lasy. ...]
- 参照
- 紹介サイト:日本の販売会社[→ http://www.blg.c ...]
メカノ/エレクター/meccano/erector
copyright: meccano reference: http://www.meccano.com/ |
金属製プレートを使う、ボルトとナット系組み立て玩具。
この系統の玩具の元祖(※1)。数少ない大陸(フランス)からの輸入玩具でもある(※2)(※3)(※4)。
- ※1
- ボルトとナット系組み立て玩具はすでに100年以上の歴史を持ち、積木の次に古い構成玩具といえる(レゴよりも古い)。その未踏の分野を開拓してきたのがメカノ。
- ※2
- とはいえ、この玩具の発祥はイギリス。これを1901年に開発したのはイギリス人フランク・ホーンビィ氏だし、その後の1908年から1980年までは(イギリスで設立された元祖)メカノ社が、各種セットを製造〜販売していた。
- ※3
- 米国では、1913年からギルバート社が「エレクター」というメカノの類似品(互換製品)を製造〜販売していたが(1929年にはUSメカノ社そのものを買収)、1980年にメカノ社が「エレクター」ブランドを買い取り、このブランド名のもとメカノ社の商品を販売している。
- ※4
- 日本の玩具会社ニッコー社が、2000年にメカノ社の49%の株式を保有しさまざまな商品展開を行ったが、けっきょく2007年に全株を手放している。
- ※
- この玩具について深く知りたいなら、ここ(たとえば、メカノで使われているネジの規格が、世界初のねじの標準規格であるウィットウォースの仕様に準拠しているという指摘など、刺激的な考察が多い):
- ・
- 秋山東一のストックテーキング[→ http://landship. ...]
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.mecca ...]
メカノ・コンストラクション/meccano construction
copyright: meccano reference: http://www.meccano.com/ |
プラスチック製プレートを使う、ボルトとナット系組み立て玩具。
旧来の製品「メカノ」を、より子ども向けにアレンジしたシリーズ。
パーツ群は大きめで、気軽に組み立て/分解ができる。またギヤ/スライダを含むセットも発売され、かんたんな機構なら作れるようになった。
子ども向けとされる<ボルトとナット>の玩具はいろいろあるが、これら低年齢用に改良されたパーツ群は、洗練されており扱いやすい。
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.mecca ...]
レゴ・テクニック/lego technic
copyright: lego reference: http://www.lego.com/ |
レゴ・ブロックの一系統で、ギアやリンクなどから成る<機械>を作ることのできるシリーズ。
ただしこのシリーズ、大きく2系統に分かれている:
- ・
- 旧テクニック系……最初のシリーズ。レゴの通常パーツ(縦横の短辺:高さの比が5:3)の側面に、一列に穴を空けたバー(=ビーム)が基本となる。それまでのレゴ・ブロックの流儀を踏襲しているため、<積む>という組み方を排除しきれず/縦横と高さの比が<単純な整数比ではない>という欠点もなくすことはできなかった。機構をつくるには組みにくく/それなりに注意して作らないと完成品も脆くなる。
- ・
- 新テクニック系……現行のシリーズ。レゴの新規パーツである、縦横:高さの比が1:1のバー(=リフト・アーム)が基本となる。またこのバーからはスタッドがなくなっているため、ユーザはなかば強制的に、コネクタを使った組み方にシフトさせられてしまう。素直に組めば、完成品は丈夫で/シンプルになる。
新テクニック系は、レゴの歴史のなかでも画期的なシリーズだと思う。(フィッシャーテクニックなどもそうだが)機構をつくるブロックの場合、立方体を基準にしたパーツ構成のほうが組みやすい。レゴ・ブロックの5:3のポリシーは旧テクニック・シリーズでも変わることがなかったが、新シリーズでついに<縦横:高さの比1:1>(=立方体)のブロックが出現した、ということになる。
- 制作
- レゴ/lego
- 参照
- 公式サイト[→ http://technic.l ...]
フィッシャー・テクニック/fischer technik
copyright: fischer technik reference: http://www.fischertechnik.de/ |
メカニズム系の組み立てブロック。
パーツは立方体を基準としており(3次元それぞれの方向にムリなく組め)、はめ込みの強度もある。
同様のブロックにレゴ・テクニック/マインドストームがあるが、こちらはシリーズの変遷が激しく、昔のテクニック系のパーツが手に入らなかったりする(空気圧用の部品、など)。
フィッシャーの設計の変遷は、レゴほど激しくない。ただし装飾用のパーツはほとんどなく、色の構成も赤/黒の2色のみ[※1][※2]。
- ※1
- 日本の代理店でも、パーツ単位の販売を行っている。
- ※2
- ユーチューブに多数の紹介ビデオが投稿されている:
- ・
- フィッシャー・テクニックの動画[→ http://www.youtu ...]
雑感:
この単純なパーツ構成とカラーリングがむしろ美しかったりするのだけれど。
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.fisch ...]
- 参照
- 販売サイト(日本の代理店)[→ http://www.kknom ...]
モバイロ/mobilo
メカニズム系の組み立てブロック。幼児向け。
直方体や三角柱などの骨組パーツと、可動のコネクタ類で構成されており、動くしくみをかんたんに作ることができる。
立方体パーツの一辺は、約35ミリ。
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.mobil ...]
カプセラ/capsela
copyright: mitsubishi pencil reference: |
ギアやモータなどを封入した透明なカプセルを組み合わせ、動くしかけを作る。
- ※
- 三菱鉛筆による製造/販売は終了しているが(1975〜1980年)、ライセンスを取得した複数の海外メーカーが、現在も新シリーズを開発/販売している(たとえば1987年には、プログラミング可能なキットも発売された)。日本でも2000年に、バンダイが新シリーズを発売している。
2012年より国内で、ユニトラスト社(韓国)が「アイキューキー(iq key)」を販売開始[※1]:
- ※1
- 旧カプセラとの互換性は未確認。
- 制作
- 三菱鉛筆
- 参照
- 個人サイト[→ http://www.ab.au ...]
ファン/phun
物理演算ソフトウェア。
この系統の定番。
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.phunl ...]
- 参照
- 公式サイト(日本語)[→ http://www.phun. ...]
- 条件
- マック/mac
フィジックス・イラストレータ/physics illustrator
物理演算ソフトウェア。
手描きのモノを動かす。
- ※
- 公的には、MSの「タブレットPC」上でしか動作しないが、一般のウィンドウズ上でもインストレーションのやり方しだいで動作するようだ(もちろんその場合は動作保証外):
- ・
- ソフトの紹介記事[→ http://blog-tech ...]
ソーダプレイ/sodaplay
copyright: reference: http://www.sodaplay.com/ |
物理演算ソフトウェア。
リンク機構をそなえた物体を模擬する。これまでに多くの人がこのソフトをプレイし、さまざまな<生命体>を作り上げてきた。
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.sodap ...]
- 条件
モジュローブ/modulobe
物理演算ソフトウェア。
リンク機構をそなえた物体を模擬する。数すくない3D版の物理シミュレータ……メカモを彷彿とさせる。
- 参照
- 公式サイト[→ http://www.modul ...]
フィジフィ/physify
copyright: apple reference: http://www.apple.com/ |
物理演算ソフトウェア。
画面上に、さまざまなメカニズム(機構)を作ることができる。多角形をつなげてしかけを作っていくが、リンク箇所にはモーター/スプリング/ピボットなどを使えるので、多彩な動きを演出していける。作ったものは、指ではじいたり/もちあげたりして遊べる。
4〜5歳から。
- 参照
- 公式サイト[→ http://safarial. ...]
フィジオス・スタジオ/phyzios studio
copyright: apple reference: http://www.apple.com/ |
物理演算ソフトウェア。
さまざまな性質を持った素材[※1]を組み合わせ、自然のふるまいを手のうちに再現させる。素材は指ではじいたり/もちあげたりして遊べる。
4〜5歳から。
2013年、アプリの配信停止。
フィジオス社は、東京大学で開発された物理シミュレーション技術をもとに、2009年に設立。2013年2月、グーグル社に買収。2015年3月、解散。
- ※1
- 火/水/油/石/木/ゴム/ひも/など、多くの物性を再現している。また重心を軸に回転する物体や、沸き出し/吸い込みなど流体を循環させるしくみが使えるため、かんたんなしかけを作ることができる。
- 参照
- 公式サイト[→ http://phyzios.c ...]