創造する玩具

メカトロニクス

解説

2008.04.21

コンピュータとセンサで、その動きを制御できるブロック。

ここでは二足歩行のロボット・キットなどはあつかわない。<ブロック>である(自由にその形を変えられる)ことが条件。

フィッシャー・テクニック/fischer technik

2009.01.22 - 2009.10.19
  copyright: fischer technik
reference: http://www.fischertechnik.de/
  

メカニズム系の組み立てブロック。

パーツは立方体を基準としており(3次元方向にムリなく組め)、はめ込みの強度もある。

ユーチューブに多数の紹介ビデオが投稿されている:
フィッシャー・テクニックの動画(→ http://www.youtube.com/user/obab ...

ブロックのなかでも、メカニズム/メカトロニクス系に特化している。

同様のブロックにレゴ・テクニック/マインドストームがあるが、これは積木の発展形として始まった玩具だけに、機構系を作ろうとするとどうしてもムリが出る(縦横と上下の比率が単純でないので思ったように組めない、機械をつくるための特殊なパーツが必要となる、など)。またシリーズの変遷も激しく、昔のテクニック系のパーツが手に入らなかったりする(空気圧用の部品、など)。

フィッシャー・テクニックなら、パーツ構成はシンプルだし、設計の変遷もレゴほど激しくない。しかもパーツ単位で入手できるから[※1]、作品をいくらでも拡張していける……ただし、外装を装飾したり/カラフルにしたり、といったことはできないのだけれど(装飾用のパーツはほとんどないし、色も赤/黒の2色しかない)。

見た目重視ならレゴ、機能美重視ならフィッシャー・テクニック、ということになると思う。

※1
日本の代理店でも、パーツ単位の販売を行っている。
制作
フィッシャー・テクニック/fischer technik
参照
公式サイト(→ http://www.fischertechnik.de/
参照
販売サイト(日本の代理店)(→ http://www.kknomoto.co.jp/produc ...

レゴ・マインドストーム/lego mindstorms

2008.08.18
   copyright: lego
reference: http://www.lego.com/
  

MITメディアラボ、ミッチェル・レズニック氏の研究室から生まれたロボット玩具。

レゴ・ブロックの一系統で、可動ブロックを自動で動かすことを目的とする。「テクニック」シリーズに、次の部品が加えられたもの:

中央ユニット……CPUと電源系統を埋め込んだブロック。
センサ……外部の状況を探知するユニット。光度、接触、傾き、などを検知できる。
モータ……回転運動を提供する(この運動をリンク機構などを使って、さまざまな動きに変換する)。
ライト、サウンド発信器
赤外線コントローラ……遠隔からモータの動作を制御できる。
ソフトウェア……パソコンで動かす。センサ類からの情報を得て、モータ群を制御するプログラムを書くことができる。

ただしこのシリーズ、大きく2系統に分かれている:

旧マインドストーム系……シリーズ最初の系統。モータやセンサは比較的単純な形をしていて、できあがるものは無骨。いまは教育用として売られている。
新マインドストーム系……現シリーズ。モータやセンサの形状が曲線に近くなり、できあがるものの見栄えはよくなった。とくにモータがサーボモータに変わったため、ロボットのようなものは、リンク機構を使わなくとも作れるようになっている。いま一般に流通しているのがこちら。

個人的には、旧マインドストーム系がなくなるのはとても残念(2009年末に旧版の中央ユニット=RCXのサポートが終わる)。サーボモータが主体になるのは時代の流れだろうけれど、(すべての動きをハードウェアだけで行おうとする)リンク機構主体の方が、<工作>の感覚をより刺激してくれるのに。

評価
★★★★★(独創性)
★★★★☆(美しさ)
★★★★★(拡張性)
★★★★☆(接続性)
★★★★☆(使用感)
★★★★★(楽しさ)
制作
レゴ/lego
参照
公式サイト(→ http://mindstorms.lego.com/

プチロボ・シリーズ/プチロボX

2008.07.20 - 2009.03.12
  copyright: kyohritsu
reference: http://wonderkit.kyohritsu.com/
  

ブロック<感覚>のロボット製作キット。

サーボモータを備えたパーツ群を組み合わせることで、いろいろな形態のロボット(二足歩行〜四足歩行/アーム・ロボットなど)を作ることができる。

制作
共立電子産業
参照
公式サイト(→ http://robot.kyohritsu.com/wonde ...

トポボ/topobo

2009.02.25
  copyright: mit media lab
reference: http://www.topobo.com/
  

MITメディアラボ、石井裕氏の研究室から生まれたロボット玩具(デザインにはヘイズ・ラッフル氏が関わる)。

組み合わせたブロックを手で動かせば、その動きをブロックに記憶させ/再生させることができる。この機能を使い、さまざまな形態の動くモノを作る。

二足歩行のロボット・キットの一部には、モーション・インストラクションのひとつとして、動作を直接(手で動作させることで)教え込めるものがある……この玩具は、それをあらゆる動き(四足歩行や蛇行など)で行えるよう拡張したものだ(たとえば記憶パーツには、他のパーツの記憶をコピーするものもある)……動きを教えるという行為を、(プログラムという記号の羅列を書くのではなく)まさに<手取り足取り>行う。これこそ玩具のあるべき姿のひとつだ。

参照
公式サイト(→ http://www.topobo.com/

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