創造する玩具


primitive forms in the mind

骨格系ブロック 〜 ノードとリンクの集合体 〜

解説

2008.09.11

コンピュータの3Dグラフィックスで物体を表すとき、その基礎となるのが<ワイヤー・フレーム>による骨格の表現だ。

ワイヤー・フレームは、複数の点(結節点=ノード)とそれらをつなぐ線(接続部=リンク)だけからなるが、それによってたいていの形状を表現してしまう(リンクのひとつひとつは直線だが、ノード間の距離を小さくすることで、それがどんな複雑な構造であっても近似させることができる)……つまりノードとリンクさえあれば、どのような形でも作ることができる、といえる。

そして骨格系のブロックが使う部品も、ノード(結節パーツ)、そしてリンク(連結パーツ)。

だからこのブロックがいちばん得意とするのは、(地上でもっとも複雑な形態をとる)生き物の造形だ。ヒト、キリン、サメ、アメーバ……他の種類のブロックでは表現がむずかしいこれらの構造を、このタイプのブロックは最小限の部品でかたちづくることができる。

とはいえ、できあがるモノはあくまで<骨格>だから、そこはみる方が外形(表皮など)を補完してあげないといけないのだけれど。