創造する玩具


primitive forms in the mind

ボルトとナットの革命

ボルトとナットの革命

2009.01.23

ねじの登場は歴史上の一大イベントだ。「この千年で」最大の発明という人もいるくらいだから:

ねじとねじ回し[→ http://www.amazo ...

ペグに螺旋状の溝をつけたもの。それがねじ(※1)。

でもそれさえあれば、モノをパーツに分解し、また組み立てることができる。しかも組み立てたモノは、とても頑丈なのだ。

ねじを十分な精度で大量に供給できたとき、物流から建設からなにからなにまで、人びとの生活を一変させることになった。その衝撃から一夜明けてみれば、ねじで留められたモノが世界中に溢れていたのだから、真の発明というものの威力は恐ろしい。

というわけで現代人にとって、かなづちでくぎは打てなくとも、ねじ回しでねじを回せることは最低限のスキルとなっている。

そして<ボルトとナット>のブロックは、ねじで作る構造物の特徴を受け継いでいる。これで作るモノはどれも、<分解/組み立てが自在で、しかも頑丈>なのだ。他の系統のブロックにくらべ、より大モノの作品が作られるのも、この玩具の特徴といえる。

※1
正確には、おねじ(雄ねじ)とめねじ(雌ねじ)がある。ペグ型がおねじ/ドーナツ型がめねじ。なおボルトはおねじの一種/ナットはめねじの一種。