ヒトは、<力>を接触させることで働くものだと思っている(ドアを押せば開く、包丁を引けば切れる)。これはとても強固な思い込みで、いくら自然科学が発達しても人類からこの感覚を消し去ることはできそうもない(※1)。
いうまでもなく、本来の<力>は遠隔で働くものだ。自然界にある4つの力(重力、弱い力、電力/磁力、強い力)には、どれも互いに接触して働くものはない。
磁石のブロックが面白いのは、この<遠隔で働く力>という(自然界では当たり前なのだけれど、ヒトの感覚からすれば異常な)現象を、眼前に見せてくれるからだと思う(※2)……磁力を使ってモノを空中に浮かべる玩具がいくつかあるが、「これが当たり前なんだ」とアタマでは納得しようとするものの、心が受けつけない。